週刊誌から from weekly magazine 2004 11 11

ニューズウィーク日本版 2004 11.17
「Perspectives」
「アメリカは結論を下した。世界は、その声に耳を傾けるべきだ。
そして、アメリカも、世界の声に耳を傾けなくてはならない。」
(ブレア首相 アメリカ大統領選挙の結果を振り返って)

 おそらく、ブレア首相の本音は、
「アメリカも、世界の声に耳を傾けなくてはならない」という点にあるのでしょう。
それが言いたかったのでしょう。
 さて、アメリカが、世界の声に耳を傾けるか。
その前に、アメリカは、「大いなる田舎」であることを知っておく必要があるかもしれない。
 アメリカというと、ニューヨークやロサンゼルスを連想するでしょうが、
こうした都市は、むしろ例外的な存在です。
基本的に、アメリカは、「大いなる田舎」で作られています。
 次に、アメリカ人は、新聞も本も読まない人が多いと聞きました。
こうした状況では、頭がいい人ならば、
テレビを使って、国民全体を洗脳できると考えるでしょう。
少なくとも、権力志向が強い人は、当然、そう考えるでしょう。
権力者でなくても、テレビを使って、国民全体の洗脳実験ができると思うかもしれない。
だから、世論といっても、テレビによる洗脳によって作り出されたものと言えるかもしれない。
 アメリカが、世界の声に耳を傾けるかどうかは、
テレビに聞いた方が早いでしょう。
テレビを支配する勢力に聞いた方が早いでしょう。







































































































































































































































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